WEBにおけるデザインの役割

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ホームページのデザインの役割ってなんでしょう?

といっても、WEB業界の人に向けてではないです、全く、はい。

木津川市や宇治市、けいはんな界隈(京都南部)、奈良市あたりを拠点に活動している弊社ですが、地域に限らずお客様とのやり取りの中で、「デザイン」の取り扱いが非常に難しかった時期があり、その認識の違いをどうやってすり合わせていくかを日々考えていたのですが、実はここ数年デザインで揉めることはほぼ0に近い状態になっています。

それは、すごくいい感じのデザインを提案しているから。

ではありません(笑)。もちろん結果デザイン性は高くはなるのですが、実はそういうことではないんです。

 

デザインというとまずは”見た目”が思い浮かびますが、語弊のある言い方をあえてすると、見た目の良し悪しは二の次です。

デザインは重要ですが、必須ではない

ということです。

皆さんご存知の2ちゃんねるがデザイン性に優れているということはないですよね。でも誰もが知っているサービス。
たくさんの人が利用しているし、お世話になっています。

つまりWEBにおいて大事なのは見た目のデザインではなく、コンテンツがユーザーにとって有益かどうか、という点がとても大事だということです。

 

よくクライアントさんに「参考サイトあるのでこんな感じのかっこいい雰囲気で~」とか「このサイトみたいに優しい感じで~」っていうお話をよくされるのですが、その辺のご要望はちゃんとくみ取ります。方向性として間違っていることはほとんどないので、ご意見は多分に汲んでいきます。

しかし昔は、内容もちゃんと詰めず、デザインを先に考え、ご要望通りのサイトを言われたまんま制作していたので、デザインで揉めることがむっちゃくちゃ多かったんです泣。他人のデザイン的なこだわりを表現するなんて言う芸当は無理です泣。
あなたの思いを形にします、なんて意味不明で酸っぱいキャッチを掲げていたこともありましたね~お恥ずかしい!

 

僕がデザインの話をするときは、

デザイン=見た目ではない

という話をよくします。

 

大切なのは作り手のビジュアル的なこだわりではなく、本当にユーザーが必要としているか

ここに集約されてきます。

素敵なデザインは確かに人をひきつけます。でも素敵なだけだったら収益や集客には全くつながりません。絶対に。

デザインとアートは全く別物なんです。

自分たちがつくりたいものを作って、自己満足に浸れる100点満点のサイトをリリースしたとしても、それがイコール魅力的なサイトか、と問われれば答えはNOでしょう。

自分を満足させるために作ったのか、ユーザーを満足させるために作ったのか。

つまりユーザーの視点にどれだけ立って作られているか、ここが重要になってきます。

豚骨ラーメン食べたいお客さんに、「塩ラーメンおまち!」ではご満足いただけないということです。

ですので、打ち合わせ時にはこのユーザー視点かどうかという点を考慮しながら、ロジカルなデザインをご提案させてもらっています。

論理的じゃないデザインに価値はないと思っています。WEBでも紙媒体でも。

 

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問題を解決するデザイン

ロジカルなデザインとは、イコール問題を解決するためのデザインということです。

ユーザー視点に徹底的にこだわって、ユーザーが抱える悩みや欲求をどうしたら自社のサイトで解決してあげられるか。

この問題解決のためのデザインとは「ビジネスデザイン」と言い換えることができるかもしれません。

マーケティングやブランド戦略、販売手法に至るまでもろもろをさしますが、それらを「デザイン」と表現するというのはあまりしっくりこないかもしれません。

お客様の事業をデザインする。

デザインには「設計」という意味も実は含まれています。
海外だとWEBデザインという意味合いは日本のそれとは違い、ビジネス戦略からデザインすることを意味することが多いのです。
見た目の話しかできないデザイナーはすなわちデザイナーとして認められない市場になりつつあります。

強みや弱みを洗い出し、競合をリサーチし、ユーザーの動向を調べ、サイトを設計していきます。

事業について深く探求し、サイトの役割をはっきりさせ、事業の根本から見直していくことがここでいう「デザイン」ということになります。

 

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どういうストーリーでユーザーに届けるか

先述したように、デザインとはすなわちビジネス設計である、という点を考慮した後に重要なフェーズは

その考えられたプランをどのようにしてユーザーに訴えかけて、集客・収益につなげるか

だと思います。

つまり、「ターゲット」や「市場の動向」、「競合サイトのレベル」などもろもろ洗い出されている今の状態を踏まえて、自社のサービスや商品をどういう流れでユーザーに届けていくかというストーリーを考える。

ストーリーを考えるということも「デザイン」に含まれます。ストーリーを描くわけです。

例えば、スマホ修理のサービスを広めたい場合

スマホを落としてしまって電源入らなくなって困っている

「郵送すると時間もかかるし手元にスマホないと困るから近くで修理屋ないかな」

検索をする(スマホ修理に特化したコンテンツ制作=SEO&広告でのターゲッティング)

「家の近くに修理屋あった!料金形態はどうなってるかな、どこに書いてあるかな?」(わかりやすく動線を引く)

「なるほど、一回電話で相談してみよう」(電話番号タップで即電話を掛けられる仕様、サービスの流れなど)

電話でのお問い合わせ&ご来店

など、どんな時に、どんなことをサイトでしてあげ、ユーザーの問題解決やニーズに応えてあげられるかをデザインします。

こういうことを考えてサイト内に動線を引くことで、ぶれないコンテンツを作ることができますが、あくまでも理想のユーザーをターゲットに見立ててのストーリーデザインなので、理想どおりにいくということではありません。

上記の例で行くとサイト内に

・わかりやすい料金体系・症状の例
・わかりやすいお問い合わせ先
・対応エリア

は最低限サイト内でちゃんと謳った方がいいとわかるし、広告を出すときにも、どんなターゲットに設定するかが明確にわかってきます。

そのサイトでスマホケース販売や、スマホ以外のコンテンツは必要ないこともわかってきます。ターゲットが違いますしSEO的にもメリットがありません。

もしその他サービスも展開しているのでしたら、サイトは分けた方が無難だということもわかってきます。

 

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最後にビジュアルデザイン

ここにきてようやくUI(ユーザーインターフェイス)が登場します。いわゆる見た目のデザインです。

ここに至るまで本当はもっと内容は濃いのですが、省略しました。

今まで考えてきたことをデザインに落とし込み、ユーザーが迷わない&わかりやすい&モチベーションが上がるサイトデザインをデザイナーが構築し、リリースまで一気に進んでいきます。

ざっくりビジネス戦略とユーザーに届けるストーリーのデザインを考えたのちに、どんなビジュアルとインターフェイスを構築するかを考える。
ここまで詰めたら、ビジュアル戦略がまず第一に来ることはなく、ビジュアルファーストでサイトを作ることがメリットになり得ない、ということの意味がようやくはっきりしてきました。

見た目のデザインを中心にサイトを制作する時代はかなり昔に終わっていて、今はユーザーに

どんな体験をさせられるか

といった、人間中心の考え方を軸に、WEBに限らず自社のサービスや商品が展開されていくことが好まれます。

USJやディズニーなども、商品など目に見えるものを売ることを主にせず、体験を売るということに徹底的にこだわっているからこそ、リピーターにもつながり、また行きたいと思わせるような施設として成り立っていると思います。

小さなサービス一つとってもそうだと思うのです。SNSがあって当たり前の世の中、個人でも有用なコンテンツをバンバン配信できるような時代だから、サイトだってそれに準じていなければ見向きもされないと思います。

 

などつらつらと書いてきましたが、見た目のデザインが最重要ではないという身も蓋もないような話から始まるので、ちょっとした不信感も最初は抱かれるとは思うのですが、ちゃんと順序立てて打ち合わせさせていただくと、結果デザインでストップしてしまうようなケースがほぼなくなったというお話です。

クライアントの好みに合わせて成果物のOKをもらいに行くのは、「仕事」という側面だけ見ると、そういう点ももちろん大切だとは思うのですが、

本当に作らないといけないサイトっていうのは、

クライアントの好みに合わせたサイトではなく、その先にいる何万というユーザーの好みに合わせたサイト

という点はぶれません。好みというかニーズでしょうかね。

社長がこうしたいって言ってるので、こうしてほしい、というやりとりも多いと思いますが、その意見がユーザーにとって本当に大事なものなのか、社長にとってのみ大事なことなのか、ここでブレずに行くためには、心を鬼にして精査をする局面も出てくとおもいます。

あくまでもユーザー中心!

そこだけは絶対にブレてはいけないと思います。

 

中小企業様や個人様に寄り添いながら、その時点でのベストなご提案はさせてもらっているつもりなのですが、結果が出るかどうかは僕一人では正直どうにもならないんですよね。

 

一緒に問題解決をしていく

それが大事。パートナーとして一緒に意見を出し合いながら事業を加速させていきます。
WEBだけで完結できることなんて何一つないんです。

で、「一緒に事業を考える」これができるようになると、制作者がWEBでできることをスムーズに模索することができるようになるので、ホームページ自体が「生きてくる」ようになります。

偉そうなことを言ってしまってすいません。。

でも、WEBって生き物なので、生かすも殺すも関わっている人次第なんですね。

とりあえずで、っていうぐらいのサイトはゾンビみたいなものです。ゾンビサイトは何億とありますよ。

逆に魂が入っていて、熱意や知識・技術があればどうにでも展開できるし(短期決戦ならお金もあった方がなおいいかも)、ダメだった場合の方向転換やリスクも回避しやすい。
ゾンビを生き返らせることは難しいのです。

 

まず自社のホームページを見直して、集客につながっているのか、営業マンとして利益を出しているのか、そのあたり結果が出ていない場合は、ご相談いただけたらと思います。

 

 

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